「もともと野菜嫌いだった子供が2歳のイヤイヤ期に突入し、さらに少食になってしまった…」
「もう2歳なのに野菜嫌いが激しくて、ちゃんと栄養を取れているか心配だ…」
“子供の味覚は3歳までにつくられる”
と聞いて、野菜嫌いの2歳児さんに手を焼いているママも多いのではないのでしょうか?我が家の2歳長女もそこまで多くはないのですが、やはり特定の野菜はうまく調理しないと食べてくれなかったりなどしますね。
せっかくの味覚形成期にたくさんの種類の食べ物を食べてほしいと親が思う一方で、子供には野菜嫌いになる理由が必ずあるはずです。なので、2歳児がなぜイヤなのか理由を考えたうえでレシピを考えて調理をした方が、野菜嫌いの改善につながる可能性が高いと個人的には思います。
そこで今回の記事では…
- 2歳児の野菜嫌い対策!おすすめレシピ3選
- 栄養士直伝!簡単☆野菜たっぷりメニュー
- 2歳児向けの野菜調理のポイント
を紹介していきたいと思います。
2歳児がどんな理由で野菜嫌いなのかを考えた上でお野菜がたっぷり簡単に取れるようなレシピを紹介していきますので、まだ試してないメニューがあれば是非食卓に取り入れてみてくださいね。
また先日下の子供の1歳児子育て相談に行った時に、実際に栄養士の方から聞いてきたおすすめのレシピも掲載しています。離乳食と幼児食を両方作らなければならないママには必見の内容になっていますので、幼児だけでなく赤ちゃんのお世話もしているママはチェックしてみてください♪
それでは、手軽に美味い野菜嫌い対策レシピで、親子で野菜をたっぷり取っていきましょう!
2歳児の野菜嫌い対策!おすすめレシピ3選
2歳児はイヤイヤ期という事もあり、野菜嫌い対策をするにも手ごわい相手ですよね(^^;)
という事で、野菜をだまして食べさせるようなレシピではなく、野菜の美味しさがより伝わるようなレシピを中心にお届けしていきたいと思います!
【2歳の野菜嫌い対策①】生野菜が苦手な子には野菜スープor具沢山味噌汁がおすすめ!
2歳の子供にも野菜の栄養をそのまま取ってほしいから生野菜で食べてほしい!なんて思っていませんか?
でも、子供にとって食べやすいのはやはり生野菜よりも温野菜なんですよね。
生野菜をそのまま食べるとえぐみや苦味が多く、子供が余計野菜嫌いになってしまう可能性もあります。またドレッシングをかけて食べようとしても、実はドレッシングってものすごい高カロリーなんですよね!ほとんど油なので…。
我が家の1歳児&2歳児は共にトマトなどの生でも比較的食べやすい柔らかい野菜だとそのまま食べてくれますが、やっぱりキャベツや人参、大根などは生では固かったり辛かったりするようでまだ無理なようです。(1歳はまだ歯が4本なので、トマト以外は無理かなと思っています。)
そこで、生野菜が苦手という2歳児には、野菜スープや具沢山のお味噌汁がオススメです!
野菜は火を通すと栄養が逃げちゃうんじゃないのかと心配される方もいるかもしれませんが、ベジブロスという考え方があるのをご存じですか?
ベジブロスとは捨ててしまう野菜のヘタや皮、芯などを煮出して作った出汁のことを指します。ベジブロスには野菜の甘みや旨味、そして栄養がたっぷり入っているんです。
そしてこれは捨てる部分に限らず、普段食べている部分で野菜スープを作っても同じことが言えます。
野菜を煮てそれを一旦取り出してマヨネーズなどをかけて食べる場合は、野菜に含まれるビタミンなどの栄養素はお湯に溶け出してさようなら…ということになってしまいます。
しかし、スープとして調理して溶けだした栄養も一緒に飲んでしまえば、栄養がそれほど損なわれることがないんですよね。究極の野菜嫌いの場合は、このスープだけでも!という奥の手もあるくらいだそうです(笑)
そして、この野菜スープや具沢山味噌汁の特徴は、野菜の数が多ければ多いほどより美味しくなるというものです。
とにかく冷蔵庫整理をしたいという時などにもオススメなので、これからの寒くなる季節には是非温かい汁物で、子供の野菜嫌い対策&免疫力アップをしていきましょう!
ちなみに我が家では電気圧力鍋を使っています。小さな子供がいても火を使わずに目を離している間にあっという間にスープなどができるので、これは産後最も買って良かったと思う家電でした!値段も1万円切るもの多く高くないので、まだ導入していないママにはオススメですよ♪
【2歳の野菜嫌い対策②】野菜を見た目で食べない子にはポタージュがおすすめ!
とにかく野菜を見た目から拒否するという2歳児さんにはポタージュがおすすめです。
子供の野菜嫌い対策として無理に細かく刻んだりして混ぜたりするといったことはNGという話もよく聞きますが、ポタージュに関しては元々そういうレシピなので、子供に「このポタージュにはこんなお野菜が入っているんだよ~」ときちんと伝えて食べさせる分には全然オーケーなんですよね。
子供が野菜嫌いになる理由の1つとして野菜のえぐみや苦味が挙げられます。けれども、ポタージュにすることで牛乳や玉ねぎの甘みと一緒に取ることにより、子供が野菜を苦手に感じる成分を緩和することができるんです♪
今でこそブロッコリー大好きになった2歳長女ですが、1歳の頃はあまり食べてはくれないものでした。でも最初にポタージュに混ぜて食べさせたところ、これが大ヒットし今ではブロッコリーを茹でたのもそのまま食べるまでになりました。
なので、
- 食べやすい味や形で野菜に親しみを持ってもらう
- 少しづつ野菜の見た目を生かした料理に変える
- 徐々に野菜そのままの形で食べられるようになる
といった感じで、少しづつステップアップしてくれたら親としては安心できますよね(^^*)
とはいえ、ポタージュってすごく手間がかかりそうな料理に思えるもの。そこで簡単なポタージュの作り方もご紹介したいと思います!
簡単3STEP♪お野菜ポタージュの作り方
- 炊飯器や電気圧力鍋で好きな野菜を蒸す
- ブレンダーで少量の水や牛乳と混ぜる
- さらに水分(牛乳や豆乳等)をプラスして鍋で味付け
これが一番簡単な3ステップですね♪
完成がレストランで食べるものに比べて若干ザラつきがあるかもしれませんが、家で食べるものの舌触りにそこまでこだわる必要はありませんよ!
ブレンダーは安いものでも十分なので一個あると調理の幅が広がるので、とてもオススメですよ。というより、ポタージュを作る際にはブレンダーがないといちいち裏ごししなければならずかなり面倒なので、ポタージュを作ってみたいという方は一つ持っていた方がいいですね。
【2歳の野菜嫌い対策③】野菜は苦手だけどお肉は大好きな子にはハンバーグ
野菜は苦手だけれど、お肉は大好きという2歳児にはやっぱりハンバーグがオススメ。
色々な野菜を細かく刻んで中に入れてあげれば、野菜たっぷりハンバーグの出来上がりです♪
ただ注意しておきたいのは、やはりどんな野菜が入っているのか、子供に伝える必要があるということです。
大人だって隠して自分の嫌いな食材をこっそり料理に入れられたら嫌ですよね?子供も同じです。
騙されて食べた野菜と、予め知らされて食べることができた野菜に対する印象は180度違ってきます。後者には「苦手なものだけど、頑張って食べる事が出来た」という、子供の努力が備わっていますからね(^^*)
なので、あくまで子供の苦手な野菜を食べることができたという意識を培うことが大切なので「お野菜がこのハンバーグには入っているんだよ」ということを事前に伝えて一緒に食べるようにしましょう♪
巨大ハンバーグを家族みんなで取り分けよう!
また調理の仕方としておすすめなのは、大人用と一緒にものすごい大きなハンバーグを焼くというものです!
親としても子供用に小さなものを焼く手間よりは楽ですし、実はこの大きなものから取り分けるという心理は子供にとってワクワクするものなんですよね♪
ショートケーキだって切られたものを食べるより、ホールのものをみんなで分ける方が楽しくないですか?ハンバーグも実はそれと一緒だと栄養士の方がおっしゃっていました。
レストランじゃあるまいし形なんて気にしないで、みんなで楽しくワイワイ食べれる方法も子供の野菜嫌いを克服できる方法の一つなんですよね♪
栄養士直伝!簡単☆野菜たっぷりメニュー
ここからは先日息子の1歳児子育て相談で実際に栄養士の方から聞いてきた、野菜たっぷりレシピを紹介していきたいと思います♪
子供にとっても大人にとっても理想の献立(メニュー)は…
- 主菜
- 副菜
- 炭水化物
の三つがきちんと揃っていることなのは言うまでもありませんよね。でも毎日これを意識して三食揃えるのって、とても大変ではありませんか?
私が実際に聞いてきた栄養士の方がおすすめしてたメニューはズバリ「肉団子鍋」です。
肉団子なんて面倒くさそうと思われるかもしれませんが、ポリ袋を活用するといいそうですよ!
栄養士直伝☆野菜たっぷり肉団子鍋のレシピ
- 葉物野菜や人参・大根等を適当な大きさに刻む
- お鍋でだし汁と一緒に野菜をグツグツに煮る
- 挽き肉をポリ袋に入れて細かく刻んだ玉ねぎなど入れる
- 3.に簡単な味付けをして肉だねの完成!
- 野菜を煮ている鍋にスプーンをつけてからビニール袋の中の肉だねをぐるっととって鍋の中に入れる(こうすると生肉がスプーンにくっつかないとのこと)
- 最後に味を調節して完成(※離乳食を取り分ける場合はこの前に)
だそうです。このレシピのポイントは、まな板やキッチン鋏、ボールなどを生物で汚さずに済むので後片付けがとても楽だということ。熱湯消毒とかかなり面倒ですもんね…。
また、多めに作って翌朝はそれに冷凍ご飯やうどんなどを入れて卵でとじれば、温朝食の出来上がり♪と、朝少しラク出来ちゃいますよ。
聞いた瞬間に、我が家でもやろうと思いました。そして同じく周りで話を聞いてきたママたちからも「おぉー!!!」という歓声が上がっていました(笑)
主菜、副菜、炭水化物を毎食別々に作るのはそれなりに大変。でも、その要素がきちんと1品に含まれていれば、栄養士さん的には全然OKとのことなんです。
例えばカレーには、肉(主菜)・野菜(副菜)・ごはん(炭水化物)が入っているので、これだけでバランスは良いとの事でした。ママがあまり頑張りすぎて凝った料理を作るよりも、ニコニコしながら食卓を囲む方がはるかに大切とおっしゃっていました。
無理せず簡単に作れて美味しく食べられる肉団子鍋、とてもオススメですよ!特にこれからの季節は寒いですから、体の温まるレシピは重宝しますね(^^*)
2歳児向けの野菜調理のポイント
色々な2歳児向けの野菜嫌い対策レシピを紹介してきましたが、最後に調理のポイントについて調べた事をまとめました。
2歳児向け野菜調理のポイント①見た目で美味しく
大人になればある程度料理を見れば味の想像がつくかと思いますが、子供はまだ料理から味の予測は難しいかと思います。
だからこそ2歳児にとって、料理は見た目が命!
普段食べ慣れていない料理や、苦手な野菜を出すときは最大限美味しそうに見えるように色合いなどに気を配ってあげましょう♪
2歳児向け野菜調理のポイント②子供向けの味付け
大人が美味しいと思う味付けを2歳児が美味しいと思うとは限りません。
特に料理が得意な人ほどやりがちなのが、やたら色々な種類の調味料を使う事だそうです。一方で子供の味覚は、よりシンプルな味付けを好むように出来ているんだそう。
我が家の2歳長女で例えるとキュウリが良い例で、色々な食材や調味料を使って作った和え物よりも、塩と昆布だけで揉んだ浅漬けをボリボリすごい勢いで食べます。
なのであまり複雑な味付けではなくシンプルな薄味を心がけて、元々甘味のある食材(かぼちゃやさつまいも)などは、素材の味を生かして砂糖は極力使わないのもおすすめです♪
2歳児向け野菜調理のポイント③無理強いしない
子供に向かない野菜は無理して食べさせる必要はどこにもありません。なので、無理強いは辞めましょう。
例えば我が家の2歳長女はいんげんが嫌いなので(私も嫌いです。笑)食卓に登場する事はありません。
いんげんを食べなかったら死んでしまう栄養素が入っているのであればそれは意地でもレシピに取り入れますが、いんげんに含まれている栄養素が他の野菜でも十分代替できるのであれば別の野菜や食材で食べればいいだけです。
保育園などが良い例ですが、娘の通園している保育園の献立を見てみると、味の強い野菜や香味野菜などはほとんど登場しないんです。栄養士さんが献立を考え食育に力を入れている保育園なのですが、我が家でもこの献立で取り入れられていないものは無理をしてまでは食べさせないようにしています。
【まとめ】野菜嫌いには「ママの笑顔」がいちばん
2歳児の野菜嫌い対策に色々なレシピや栄養士さんのアイディアなどを書いてきましたが、子供にとって一番効果があるのは「ママが笑顔で一緒に食事を囲む事」にあると私自身は思っています。
ママが美味しそうに野菜を食べる姿を子供もちゃんと見ているんですよね。
私も長女の育児の時には初めての子供ということもあって、野菜嫌いになってしまったり偏食に少しでもなったら、しょんぼりしてご飯を食べてたことが多々ありました。
そして「このままではいけない!」と思い子供がたとえ野菜を食べなくても、とにかく普通にして楽しい食卓を心がけた結果、今ではきちんと野菜も食べるようになってくれました。
そして、その雰囲気は弟にも伝わっているのか、1歳児にして物凄い量を食べるわんぱく坊やに育っています(笑)
どうか忙しい育児の中で気持ちの余裕を持つためにも、今回ご紹介した手抜きレシピのように手軽でたっぷり野菜をとれるメニューを生活に取り入れるなど、2歳児さんの野菜嫌い対策の参考になれば嬉しいです(^^*)
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