そ「白いご飯食べたくない!おうどんが食べたい!」
と言われてうどんを出したものならば…
「おうどんやだ!ラーメン食べたい!」
なんて理不尽な要求が続く魔のイヤイヤ期。そういうものだとはわかっていながらも、わがままをすべて受け入れていたら超自己中心的な人に育つのではないかと不安になりますよね。
特に我が家は下に生後9ヶ月の弟がいるという事もあり、イヤイヤ期のわがままをどこまで通させるかは赤ちゃん返りとの対応の兼ね合いも出てきます。上の子優先と言っても全て言う事聞くのはハッキリ言って無理ゲーです。
そこで、今回の記事ではイヤイヤ期のわがままはどこまで許していいのか?また叱りすぎのボーダーラインはどこなのか?について考えてみました。
イヤイヤ期は一人目の育児における最初の鬼門だと私は思っています。現在2歳半の娘ももちろん絶賛イヤイヤ期。共にイヤイヤする2歳児を抱えるママの皆さんと一緒に、是非この問題を考えていきたいです。お気軽にコメントなどもいただけると嬉しいです♪
イヤイヤ期のわがままはどこまで許していいの?
我が家では下に弟がいるという事から、なるべく2歳半の長女を優先出来る事は優先してあげているつもりです(もちろん、出来ていない事も多々ありますが…)。ここで我が家のイヤイヤ期のわがままをどこまで許すかのボーダーラインをご紹介しますね。
我が家のボーダーライン:生活習慣に影響を及ぼさないわがまま
例えば、朝牛乳を家族みんな飲むので牛乳を出した時に「牛乳いや!シュワシュワ(無糖の炭酸水)飲みたい!」と言われれば、基本的にはすぐに対応できることだし甘いジュースを欲しがっているわけでもないのであげるような対応をしています。
(※炭酸水は食の細い子にあげると満腹感を与えてしまい食事の量が減るという悪影響があるようですが、わが長女はどちらかというと食べ過ぎなタイプなのでOKにしているんです。)
他の例だと、お風呂上がりのタオルに並々ならぬこだわりを持つ長女は、白いフワフワのタオルでないと物凄い癇癪を起します(笑)なので2枚あるそのタオルをなるべく1つは乾いた状態で使えるようにしてあげるようにしています。
こんな感じで生活習慣に影響を及ぼさない程度のわがままは基本的にはOKと私はしています。
ですが、言われたことはまだないですが例えば夕飯の前に「お菓子食べたいー!」と言って泣かれたとしても、私はあげる事はしないと思います。なぜなら夕飯前にお菓子を食べる→夕飯を食べなくなる→次の日も泣けばお菓子がもらえると学習する→次の日もお菓子を要求して泣く→夕飯を食べない…と言ったように悪循環が容易に想像できるからです。
ポイントは【2歳児は学習する生き物である】ということ。
上記の例だと「泣けば自分の要求が通るんだ…じゃあ明日も泣いてお菓子をもらおう!」と思うのが2歳児です。
2歳児の学習能力を舐めてはいけないと学んだ事例
実際にあったことだと、先日長女が熱を出した時の事。2歳半になるまで風邪一つ引かなかったので、初めての発熱で心配になりポカリをあげたんですね。どうやらとても美味しかったのか熱が下がっても「お風邪の時の(=ポカリ)飲みたいの~!」とものすごい泣きじゃくる娘。
その後も事あることに咳き込むふりをして「〇〇ちゃんお風邪なの~!お風邪の時の飲みたいの~!」と言い出す始末。風邪を引いていると言えば、ポカリがもらえると学習してしまったようですwもちろん、運動時や熱があるときの水分補給にポカリをあげるのは全然いいと私は思っています。ただ、砂糖たっぷりなので日常的にあげるのは糖尿病などの病気の心配も出てきてしまいますよね。
なので、私がイヤイヤ期のわがままをどこまで許すかは、生活習慣に影響を及ぼさないラインと決めています。
イヤイヤ期のわがままはどこまで叱っていいの?
イヤイヤ期のわがままをどこまで許すかという問題とは逆に、ではどこまで叱るべきなのかというのも親の対応として合わせて問題になってきますよね。
私はイヤイヤ期であろうとなかろうと絶対叱ると決めている事が2つだけあります。
絶対に叱ること①自分以外に対して危害を加えた時
自分以外の誰かに対して危害を加えた時は私はガッツリ叱っています。危害を加えてしまったのがお友達だった場合はもちろんのこと、身内(私や弟)も例外ではありません。
娘の通園する保育士さんにも赤ちゃん返りの対応として弟を攻撃した時に叱ってよいものか…と相談したことがあったのですが、保育士さんの回答は「誰であろうと危害を加えるのは悪い事だと教えてあげなければいけません。ママさんは正しいですよ」と言われました。その時のことを記事に詳しく書いているので、良かったら合わせて読んでみてくださいね。
自分が気に入らない事があるから危害を加えるというのはわがままではなく、立派な暴力行為です。これをイヤイヤ期だから仕方がないかな…と思って許してしまったら、どんな大人になるのかは容易に想像できることだと思います。
最近は「叱らない育児」がブームでその間違った解釈から何をしてもしからない親も増えているそうですね。もちろん、そこは自己責任なので他人が口を出すべきところではないのでしょうが個人的には…という感じです。
絶対に叱ること②自分の身を危険にさらす行為をした時
他人に危害を加えるのはもちろんのこと、自分の身を危険にさらす行為も絶対に叱っています。
例えば車の通りが激しいような場所で突然つないでいた手を放して道路へ向かって走ろうとしたり、自電車が多数通行するような場所で突然床に寝転んで泣き始めたり…といったことです。
自分の身を危険にさらすことをイヤイヤ期のわがままですましてスルーしてしまったら、下手すればもっと大きな事故にあい死んでしまう可能性だって出てきます。なので、どんな事があったとしてもここは絶対に叱らなければならないポイントですよね。
逆に言えばこの2点以外で思いっきり叱るのは叱りすぎかなと個人的には思います。ケースバイケースですが、この2つ以外で思いっきり叱ることがあるとすれば、
決められたルールを守らなかったとき
を場合によっては叱ることがあります。お友達の使っているおもちゃを無断で奪ってしまったり、順番を守らなかったり、公共の場で騒いだりなど、他人に迷惑をかけた時ですかね。それもやっぱりいけない事ですが、トーンは上記の絶対叱る2つの事よりも穏やかに諭すような感じを心がけています。
親のどんな対応が子供のわがままを悪化させる?
最もいけないのは親の対応がブレブレなこと。
そりゃあ寝転がって泣き叫ばれたらこっちだって嫌になってお菓子とかでつってその場をしのぎたい…なんてことももちろんありますよね。私たちだって人間です。
でも私たちの対応が毎回違うと
「あれ?この前は怒られたけど今日は怒られない…これって悪いことじゃないのかな?」
と子供がしていい事・してはいけない事の判断を迷ってしまいます。そう、2歳児は十分に学習する生き物なんです。
最近の話題だと「アンパンマンはアンパンチでなんでも解決しようとして暴力的だ」なんていう親がいるって問題になってましたね。(いわゆるアンパンチ論争)。でもお笑い芸人の土田照之さんの発言が説得力があると、話題になっています。
「僕は全然暴力的にはならない派。アンパンマン(の放送が)始まって何十年ですか?うちの子供たち20歳になったりして、アンパンマン、もちろん見てたけど暴力的にならない」と述べ、アンパンマンの視聴が子供の暴力性を増幅させることにはならないと主張。続けて、「一番は、そういうことがあったときに、親が子供をどう教育するかが大事。この教育をする能力がない人が作品のせいにするんだから」
出展:https://woman.infoseek.co.jp/news/entertainment/asajo_76814
私も全くその通りで、親が正しい事をきちんと教えてあげなければいけないんです。だからそこは、絶対にブレちゃだめなところ。ブレたら子供の判断軸もずれるんです。
イヤイヤ期を共に乗り切ろう!
ママ・パパにとっては辛いと感じられることも多いイヤイヤ期。けれども子供にとっては自分の欲求を伝えるという自我の発達においてとても大事な時期。
子供は大きくなればなるほど、今の様に必死で涙を流してイヤイヤする機会なんて減っていきます。だから、一生懸命イヤイヤ出来るのも今だけ…そう思えた時から、私はガミガミ叱る回数がものすごく減りました。
「アハハ~また泣いてる~!面白い顔だから写真撮っとこう」くらいの心の余裕が最近では持てるようになりました。それも、全てこのイヤイヤ期のわがままにどこまで対応するかというボーダーラインを決めたからです。
イヤイヤ期が辛いと感じているママは、是非自分のボーダーラインがどこにあるのか考えてみてはいかがでしょうか?心が少し軽くなるかもしれませんよ。
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