「賢い子供に育ってほしいけれども、脳の形成に良いと言われるDHAを含む魚を全然食べてくれない…」
子供の好き嫌いは少なからずあるものかとは思いますが、それが行き過ぎて偏食までになってしまうと親としては栄養面が心配になりますよね。
一生懸命料理を作っても綺麗に野菜だけ残されたり、奮発して美味しい新鮮な魚を買ってきても食べてくれずに悲しい気持ちになったこと、私も今まで何度もありました。そして、何より子供がどうして食べてくれないのかがわからなかったんですよね。
偏食の子供はワガママな性格になりやすいというのは、私も聞いたことがあります。少し脅しすぎかもとも思いましたが、全く根拠のない嘘とも言いきることが出来ないと調べてみて感じました。
「子供の偏食は放っておいても治る」
それは確かにそういうケースもあるかもしれませんが、性格形成や将来への影響を今一度きちんと考え、親としてできる限りのことはしてあげたいと思いませんか?
そこで今回の記事では、
- 子供の偏食が性格に及ぼす影響
- 子供の偏食が将来に及ぼす影響
- 親が子供の偏食に及ぼす影響
について調べたことをまとめています。
この記事では子供の偏食が性格形成や将来へ及ぼす影響と共に、今からでもすぐに出来る偏食対策の方法について実際に二児の好き嫌い対策に取り組んだ我が家の体験談についても書いています。
今子供の偏食に悩んでいるというパパやママは気になるものから取り入れてみて、ぜひ子供の将来の夢を食生活という点からサポートし、後悔のない行動を起こしていきませんか?
野菜嫌いや偏食対策に大人気!保育園でも導入実績のあるグリーンミルク青汁の口コミは?
子供の偏食は性格形成にどう影響する?
「偏食の子供はワガママな性格になりやすいっていうけど、まさに自分の子もそんな感じでこのままでは将来が心配…。」
子供の偏食は性格形成にどう影響してくるのでしょうか?
噂通りワガママな性格になりやすい?それとも優しい性格や協調性のある性格などプラスに働く可能性もあるのでしょうか?
でも、子供の偏食が栄養不足をもたらすことを考えると、結論としてはやはり性格形成にはマイナス面で影響するということになるかと思います。
それでは、具体的に偏食の子供がどのような性格に将来なる可能性が高いのか見ていきましょう!
偏食の子供は「ワガママ」って本当?
偏食の子供はワガママな性格になるというのはよく聞く話ですよね。
では、なぜ偏食だとわがままな性格な子供になりやすいのでしょうか?それは苦手な食べ物に対する子供の姿勢にあります。
好き嫌いの少ない子供でも、苦手な食べ物の一つや二つはあるかと思います。けれども「一口だけ食べてみて」と言うと、一口は頑張って食べるというケースが多いのです。
これは苦手なものをいったん受け入れてチャレンジするという姿勢を子供は持っているから食わず嫌いにならないんですよね。
どうでしょう、こんな子供は頑張り屋の性格だとは思いませんか?
一方、偏食の傾向にある子供はどうでしょうか。
嫌いな食べ物が前に出されると、挑戦しようともせず絶対に受け入れない。つまり、自分の思い通りにならないことは嫌という姿勢を貫きます。
こんな大人を見たら、ワガママな性格って思いますよね?
つまり、1年に1,000回以上ある食事のひとつひとつにこのような差が生じているため、偏食の子供はワガママな性格になりやすいと言われているのです。
何となく納得できる理由ですよね(^^*)
社会に出た後も苦労する「協調性のなさ」
小さいうちに偏食を克服できればまだ良いのですが、社会人になってからも食べ物のより好みが多く偏食の傾向にある人は人間の好き嫌いも多いと言われています。
幼少時代もそうですが家族以外にたくさんの人と関わって、私たちは人生を送っていきますよね。自分ひとりで生きている人は絶対にいないでしょう。
好き嫌いの少ない子供は、例えば初めて会う人に対しても食べ物に対してと同じような姿勢を持ちます。
「正直なところ見た目は少し苦手なタイプけれども、もしかすると仲良くなったらすごくいい人なのかもしれないからまずは話してみよう!」と、最初から決めつけず初対面の人に対しても交流を持ち打ち解けようという努力をする傾向にあります。
一方、偏食の激しい子供はどうでしょう?
「なんとなく嫌な雰囲気だな…話したくないから避けて関わらないようにしよう」などと話もせず、最初から自分とは合わない相手だと決めつけコミュニケーションを拒む傾向にあるそうです。
このように、子供の偏食は協調性のない性格になりやすいと言われています。
もちろん偏食の傾向にある子供でも優しく友達が沢山いる子も多くいると思いますし、逆に好き嫌いが少なくても意地悪で友達が少ない子もいるかと思います。
これらはあくまで一例ですが、子供の偏食は性格形成に対してそんなリスクもあるんだなと認識しておくとベターですね。
栄養不足は将来の可能性を摘み取ることにも
子供の偏食がひどいと、どうしても栄養不足になりがちですよね。
- 疲れやすい
- 朝起きられない
- 風邪をひきやすい
- 骨折しやすい
- イライラしやすい
など、子供の体調や様子に気になることがあれば栄養不足の可能性が高いです。
栄養が不足していると朝から元気がなかったり一日中ダラダラしたり、活動的でない過ごし方をする可能性も必然的に高くなってきます。
私も先日娘が入園する予定の幼稚園に説明会で行ったのですが、朝ごはんを食べて来ない子はパワーがなく午前中も元気に体を動かさない子が多いと園長先生がおっしゃっていました。
そうなると運動不足にもなりますし、頭がぼーっとした状態だと勉強にも影響するとは思いませんか?そんな日々が積み重なったら、勉強の成績や運動神経など将来に影響してくる気がしますよね。
ということで、偏食が子供の将来にどう影響するのかについても見ていきたいと思います。
子供の脳の9割は6歳までに作られる
脳神経は6歳までに9割が完成すると言われています。
つまり0歳から6歳までの間に爆発的に成長するのは、骨や筋肉もそうですが、何よりも脳なのです。
全然知らなかった…。でも6歳と言えば小学校に入学する年齢だから、勉強でもスタートダッシュを切りたいところだよね。
この時期に毎日の食事から体を作る材料になる野菜や果物、脳の働きを良くするDHAを多く含む魚などの食材を十分に取ることが脳の発達には必要になってきます。
つまり、幼少期に栄養のないお菓子や菓子パンなどばかり食べて運動をしなかったりすると子供が将来頭が良くなる可能性を摘み取ることにもなりかねません。
我が子に勉強のできない子供に育ってほしいという親がいると思いますか?おそらくいないですよね。
一方で子供に賢く頭のいい子になってほしいと期待する親はたくさんいるのではないのでしょうか?
勝手な期待をする前に子供の可能性を潰さないよう、キチンと偏食と向き合い対処していく必要があります。
勉強というよりは生きる知恵をきちんと身に着けてほしいなって私は思っています。その為の賢さを養うために、ママとしてサポートは全力でしていきます!
強い筋肉を作るのは野菜や果物のチカラ
子供の成長を見ている時に、身長や体重など目で見える部分だけで判断してはいませんか?
また、「成長曲線に沿って身長や体重が増えていれば大丈夫!」なんて子供の検診で言われて、それを鵜呑みにしていたりもしませんか?
もちろん成長曲線に沿って身長や体重が増えることも子供の成長には大切な要素の一つです。ただ、背の高さや体の重さからでは、筋肉がきちんとついているか、骨は強く育っているか、血液がサラサラかどうかなどの体の中身は分からないですよね。
意外と知られていませんが、私達の筋肉は毎日分解されていきます。つまりその筋肉を作る栄養素をきちんと食べ物から体に取り切れ、また抑制するような食材を積極的に食べることが推奨されているのです。
そして、その筋肉の分解を抑制する働きがあるのが野菜や果物が持つ栄養素です。
野菜や果物が体にいいとはわかっていても、なんでいいのか理由までは考えたことがありませんでした。筋肉の維持にも役立っているんですね!
全身の筋肉の指標となるのは、握力とされています。そして、握力が高い子供ほど、主要10品目のバランスが良い食生活を送っているというデータもありました。
運動が好きな子に太っている子ってあまりいませんよね?運動すれば自然にお腹がすき、好き嫌いなく食べるケースが多いとされています。そうすると、筋肉も自然に発達し、運動神経も養われスポーツ選手に将来になりたいという夢も叶えられるかもしれません。
スポーツ選手は食生活が命といわれているのも、筋肉の形成ににダイレクトに影響するからだったんですね。
そして、筋力量の多い子は基礎代謝も高く協調性もあるという傾向にあるそうです。こうなってくると、子供が偏食のままでいるメリットはもはやありませんよね。
肥満児のは偏食の子供に多い?
一方、肥満児はやはり偏食の傾向にある子が多いそうです。
菓子パンばかり食べて、家でゲームしかしない…そんな生活をしていたら大人だって太りますよね。もちろんそれが100%悪いわけではありませんが、子供の体の発達という面から見ると少々心配してしまいます。
小さい頃は太っているとしても友達からからかわれたりするくらいしかデメリットはないかもしれませんが、大きくなって就職活動を迎えたり社会に出る時期になると肥満は自己管理のできない象徴と見なされてしまうケースも多くあります。
そうなると、就職活動においても入りたい会社に内定をもらえる可能性が低くなったり、仕事についても取引先からマイナスなイメージに見られたり、自分でビジネスをしようと思ってもブランディングがしにくかったりと次第にデメリットばかりが目立ってきます。
そして、親が偏食にはそのようなリスクを含むことを理解した上で、子供の好き嫌いの多さを許容しているとしたら、子供の将来の可能性を潰していると言っても過言ではありません。
子供の偏食には親も影響する
子供の偏食が激しいのは親のせいと言われることも多いかと思います。
- 精神的不安定
- 支配や服従を好む傾向
- 必要以上に干渉する
- 放任主義
- そもそも親が偏食
こんな特徴を持つ両親に育てられた子供は、偏食に陥りやすい傾向にあるそうです。当てはまりそうな方はいらっしゃいますでしょうか?
このページにたどり着くという方は、子供の偏食が性格形成や将来にどう影響するか考えているような真面目なママやパパかと思うので、恐らくいらっしゃらないかと思いますが(^^;)
ですが、こんなケースもあるんだよという感じで軽く心にとどめておいていただければと思います。
▼親の放任主義による子どもの偏食への影響については別記事に詳しく書いてありますので、併せて読んでいただければと思います▼
今からでも遅くない子供の偏食対策
子供の偏食に対策をすると言っても、ママの負担が過剰に増えてイライラしては逆効果。あくまで楽しい食卓を子供と囲むことが、何より子供の偏食には一番効果があるんですよね。
そのためにできること、そしてママの負担をなるべく増やさないことで日常的に取り入れられる、子供の偏食対策についてまとめてみました。
料理を手伝ってもらう
子供の好き嫌いや偏食が激しくなってくるって、大体イヤイヤ期の2歳くらいからが多いとされています。
そのくらいの年齢になればある程度手先の器用さも発達しているはず。ということで、お料理をお手伝いしてもらってみてはいかがでしょうか?
自分で頑張って作った料理は必要以上に美味しいと感じませんか?子供も同じ。
自分でお手伝いした料理はどんな味がするのか知りたい気持ちが大きくなり、食べてみてやっぱりダメだったっていう事はあるかもしれませんが、食わず嫌いは少なくともなくなるかと思います。
今日実際に我が家であったケースです(^^*)
先日、2歳の長女に大根と梅マヨを袋でモミモミしてもらうお手伝いをお願いしました。その時、まさか生の大根を食べるとは思っていなかったのですが、美味しいと言ってモリモリ食べてくれたんです!
でも、今日全く同じ料理を私がお手伝いをお願いせず1人で作って食卓に出したら娘は「いらない」と言って食べてくれることはありませんでした。何度一口だけ食べてみてとお願いしても拒否です。
自分が関わった料理は食べてみたい!子供心にそう思うんでしょうね。
食材の特性を活かした調理をする
子供は必然的に甘みのある食材については受け入れやすいという傾向にあるそうです。それは赤ちゃんの時にお母さんの母乳やミルクで育ったことが影響しています。
比較的甘みのある母乳やミルクから突然離乳食が始まり、苦味や辛味が突然現れたらそれは誰だってびっくりしてしまいますよね。
そんな理由で子どもは甘味以外の味覚を苦手に感じるケースが多く、特に苦みや酸っぱい味は受け入れずらいとされています。
ですが、野菜の持つ苦味や辛味などは調理法によっても緩和することが可能なんですよね!
例えばたまねぎ。
生で食べたらとても辛いですよね?私自身も小さな頃は玉ねぎを含めて、ネギ類が全て嫌いで母には本当に苦労をかけたなと思っています。
生では辛く炒めただけでもちょっとシャリシャリした肌触りで食べにくいという子供でも、スープなどにして柔らかく煮てあげるととろとろで甘くとても美味しくなりますよね?
なので、苦手な野菜を無理して生野菜で食べたり食べにくい調理法で料理して食べるよりも、子供が無理なく食べれる野菜の特性を活かした調理をすると偏食が少なくなるケースも多いそうです。
今まで特定の野菜を食べてくれなかったなんてことがあれば、調理法を変えてみるのも一つの手。是非試してみてくださいね!
ちなみに我が家で色々試しましたが、やはり子供は「煮る」という調理法が好きなようです。柔らかくなりますし、食べやすいんでしょうね。スープとして煮汁も一緒に飲めば栄養もそれほど損なわれることがないのでおすすめです♪
農作業で楽しく食育!
家の近くに貸し農園があったり庭があるご家庭だったら、一緒に野菜を育てるのは個人的に超オススメです!
お料理のお手伝いと同じように育てることに参加した野菜に対しては子供もすごく愛着が湧くようです。
我が家も何回か体験農園に参加しているのですが、その時に収穫した野菜を食べることを2歳の長女は毎回とても楽しみにしています(^^*)
これは地域柄やご家庭の事情も限られてしまうのですが、もし試せそうなら是非試してみてくださいね。
子供向けの栄養補助食品を利用する
子供の偏食対策の基本は食生活。
けれども、それが難しい時ってどうしても生活していると出てきますよね。ママやパパが体調を崩した時や、忙しい日々が続いて動けない時…私も何度も経験しています。
そんな時、私は子供向けの栄養補助食品に頼っています。
我が家で採用しているのは、子供用青汁です。
青汁には大麦若葉をはじめとした沢山の種類の野菜が含まれているので、普段の食生活の中で不足しがちな栄養素を簡単におぎなうことが出来るんですね。
健康に良いものなので毎日飲んでも大丈夫ですし、風邪予防や便秘対策にもなるのでおすすめです!味も子供用とあって美味しく出来ていて、子供もゴクゴク飲んでくれています。
【まとめ】20年後に後悔しないために
子供の偏食に対策をとっていくことは、とにかく子供の年齢が小さければ小さいほど有効です。子供の味覚は3歳までにほぼ決まりますし、脳の形成の殆ども6歳には終了するとされています。
私自身、現在1歳長男と2歳長女の2人を平日はワンオペで育てているので正直なところキツイと感じることもあります。食事を作りたくない時だってあります。そして、手を抜く時だってあります。
けれども、できる限りのことを子供にしてあげたいというのは、すべてのママやパパに共通する想いですよね?
子供の偏食は目を背けたい時もあるかと思います。けれども、そんな時は自分の行動が子供の将来の芽を摘み取る可能性があるということも頭に入れて、無理をせず負担を増やさずできる範囲で子供の偏食に対策をしていってあげるのが親として出来ることなのかなと思っています。
食事というものは1日3回、1年で1,000回も子供が口にするものです。それが子供の体を作り人生を決める大切な要素であることは紛れもない事実。だからこそ子供の偏食には出来る限りの事はしてあげたい!そんな思いのパパやママは多いのではないのでしょうか?
20年後に子供が将来とることの出来る選択肢を増やしてあげるために、そして「あの時やっておけばよかった」と自分の育児を後悔しないために。今一度親子で食生活について考え直してみるのも良いですね。
コメント